地方創生に挑む大学生のブログ

「人々と地域に可能性と選択肢を創る」をテーマに地方創生事業の創出に挑む大学生のブログです。

フックソンを開催しました!

こんにちは。暖かくなってきたので、半袖を着ている濱田です。

今回は、前回のブログで紹介した「Local Innovator`s Tour〜フックソン〜」の報告をさせていただければと思っております。

yutahamada.hateblo.jp

 

■そもそも、「フックソン」とは何か?

福祉課題を解決するイノベーターを養成する合宿型のプログラムです。

「仮説」を立て、ヒアリングを通じて「検証」をし、事業を作ります。

合計16名の方々に参加してもらえました。ありがとうございます!

大学生だけではなく、中には社会人で参加してくださった方もいました。

各々が自分の実現したいビジョンを持ち合わせて、ぶつけ合った3日間だったと思います。

 

みねやま福祉会マ・ルートセンター長 櫛田さんからのレクチャー。

現役の福祉イノベーターからの講義は、参加者も大きな刺激を受けていました。

下記が参加者の感想・コメント。

(合宿中は「#フックソン」でツイートしてもらってました!)

 

 

 

 

「納税者」「生きがい」「健康寿命を伸ばす」の一石三鳥を産み出すのが「福祉」であるという話は、参加者にとって既存の福祉の概念を壊すものとなりました。福祉はなんとなく「食事や排泄の介助をしたりする」というイメージが先行してしまいますが、本質は「納税者」「生きがい」「健康寿命」を産み出すことなのです。

 

続いては、宮津市議会議員の坂根栄六さんによる講義でした。

市議会議員の立場から見た宮津市の現状と課題、そして坂根議員の想いをお話いただきました。

 

 

中でも大学の学年移転の話が印象に残りました。実際に京都工芸繊維大学では、学年移転として1年だけ福知山で学ぶ機会があったりします。

https://www.kit.ac.jp/2015/09/topics150901/

 

こちらは運営の辻より、事業作り・プレゼン作りの講義。

起業就活の運営実績もあり、非常に参加者にとっても分かりやすい内容となりました。

こちらは、毎日新聞社の安部さんのお話。急遽、お越しいただけお話いただけました。与謝野町で行われているかべ新聞「うちのまち」の取り組みの紹介と、地域で活動することの厳しさをお伝えいただけました。外からいろんな提案をしてくるが、「住民目線」が本当に大切である。というメッセージをいただきました。

こちらはヒアリングで、京都府立海洋高等学校に行かせていただきました。

また、みねやま福祉会のスタッフの方にもヒアリングさせていただきました。

マ・ルートの海沿いのテラスでお話を聞かせていただきました。このような青空のもと壁打ちさせてもらうことを、我々は「青空メンタリング」と名付けさせていただきました。

現場の職員さんにもヒアリングをさせていただきました。こちらは保育士の方。

みねやま福祉会マ・ルートセンター町の櫛田さんにもメンタリングをしていただけました。鋭いフィードバックで参加者たちは、自分たちの案がより明確になっていきました。

 

 マ・ルートの特別養護老人ホームの担当者の方にもお話を聞かせていただきました。

 

肝心の最後のアウトプットですが、5チームで様々なアウトプットが出ました。

下記がチーム名と発表テーマになります。各チームがそれぞれ、「仮説」を立てて、ヒアリングを通じて「検証」し、「福祉」や「地域活性化」にまつわるアウトプットを出してもらいました。

 

チーム山本:イケてる農家をイケイケ農家へ

チームりんだ:宮津でいくらを育てる

チーム黒川:宮津をごちゃまぜの街に

チーム117:地域の魅力を活かした子育て環境づくり

ラグビーと”もやし”:多世代コミュニティー

会場には、30名を超える方々に観覧に来ていただけました。マ・ルートの隣りにある京都暁星高等学校(ちなみに、濱田の母校でもあります。)の先生と生徒にもお越しいただけたのは嬉しかったです。

チーム山本のプレゼンテーション。丹後には、素晴らしい農家がたくさんいます。その農家の活動をより促進するための事業を提案しました。

こちらは、チーム黒川のプレゼンテーション。みねやま福祉会が目指す「ごちゃまぜの福祉」に非常にマッチする提案でした。

今回、最優秀賞は「該当者なし」という結果にはなりました。というのは、「実現可能性」と「福祉の観点が入っている」という点で、秀でたアウトプットがありませんでした。しかし、優秀賞という形で、チームりんだのプレゼンが受賞しました。

チームりんだの発表では、「宮津でいくらを育てる」というテーマのもと、高校生向けのPBL(Project-Based-Learning)の事業を提案しました。人口減少が進んでいく地域の中で、PBLを通じて、高校生が地域と関わり、地域の課題を解決していくというものです。今回のアウトプットの中で、最も実現可能性が高いものであったと思います。みねやま福祉会の櫛田さんからも、「是非形にしていこう」ということで今後もこのプロジェクトは進んでいくのではないかと思っています。

 

最優秀賞ではなかった理由としては、「福祉の視点」が薄かったということ。今後、「福祉の視点」を入れて、よりブラッシュアップしていければと思っております。

今回の、フックソンの成功の要因は現場の方や地元の方が、フレキシブルに対応していただいたおかげだと思います。本当にありがとうございました。 

 

フックソンはこれで終わりではなく、6月に成果報告会を行おうと考えております。そこで、今回出たアウトプットをブラッシュアップして皆さんに発表していきたいと考えております。また詳細等決まりましたら、広報させていただきます。